#0 発達障害だから幸せになれない、はずはない

発達障害者は恋愛なんてできない。

人と違うのだから、人と同じような幸せを求めてはいけない。

 

こんにちは。

私は発達障害(ASD)のたぬきです。

冒頭から気分の悪くなる発言申し訳ないです。

ただこの言葉は私自身が、障害を知ってから日々、頭に過る考えです。

私が自分の障害を知ったのは約2年前でした。

その2年間で自分は障害をどう受け入れて、どう生きていくか、すごく悩みました。

まずは仕事のこと。生きていくなら仕事をして、お金を稼がなければいけません。しかし、障害の特性があり、なかなか仕事が長続きしないのが現状でした。

仕事が続かないのなら、配慮をもらった働き方をしよう!それが実現できるのが、障害者雇用でした。

しかし、障害者雇用には、配慮をもらえるメリットばかりではありません。障害者雇用は、賃金が安かったり、募集を掛けている企業がほとんどありませんでした。

そんな中で私は、とある特例子会社に採用してもらえることができました。しかし特例子会社は障害者の配慮に特化した企業ではありますが、そのぶん給料は一般雇用の半分程度でした。

その時に私は思いました。障害を配慮してもらうことで、ギリギリの状態で生きていく先になにが待っているんだろうと。たしかに障害を配慮してもらえれば、長く務められる可能性は高いでしょう。しかしその生活の先に、本当になりたい自分の姿はあるのだろうか。ただ生かされているだけで終わってしまうような気がしました。

これからの人生、出来れば結婚もしたい。好きな人を幸せにしてあげたい。しかし、私は男なので、その人を支えられるほどの収入が無ければいけないのではないか。まだ会えてもいない誰かだけれど、本当に大切にしたい人が現れた時に、お金もなく、ただの障害者だった自分は選ばれないのではないのだろうか。そう考えた時、私は特例子会社の採用を見送ることにしました。

障害者雇用でよく聞く、賃金が少ない問題。これを解決すれば障害者でも結婚できるのだろうか。それはまだ分からない。ただ私は少しでも幸せに近づくために、賃金が一般と変わらない、障害者雇用。もしくは障害特性があっても長く続けられそうな会社を探すことにしました。

その決断があってか、現在は大手企業の障害者雇用で、一般の方と同じ賃金で働かせていただけることになりました。

今まで務めてきた会社より、多くの賃金を貰えるようになり、障害者雇用の賃金が少ない問題は解決しました。しかし、問題はそれだけでは終わりませんでした。

結局、私は発達障害という障害者です。会社も障害者雇用で入社しているので、障害者ということを隠すことも出来なくなりました。

そんな私が、本当にこれから結婚できるのだろうか。自分でも受け入れきれない障害を、共に受け入れて、一緒に人生を歩んでいけるパートナーはみつかるのだろうか。もしかしたら、賃金が良くても、障害があると結婚は出来ないのかもしれない。

 

だから、私は今回このブログを作成することにしました。

私はこれから、障害を持った自分とも共にいてくれる、大切な人が現れるかを書いていきたいと思います。

きっと発達障害を持っている方や、発達障害の子供を持っている親達は、発達障害を持っていても幸せになれるのか?結婚できるのか?が知りたいと思いますし、不安だと思います。

このブログを通して、発達障害をもつ人達が一人でも多く、幸せになるめに、前向きになれたら嬉しいと思っています。